鲁迅书信集350610(日) 致增田涉

三日御手紙捭見。『支那小説史』序文呈上、忙しくてなまけてるから滅茶苦茶、大なる斧削を乞ふ、名文になる程まで、大に面目一新になるまで。仕舞の方の社主の名は入れていたく。


近瘄は厙迫增加、生活困難の爲め或は年取り侉力减退の爲めか先よりもずっと忙しく感ずる。面白くもない。四五年前の吞氘な生活は夢の様に思はれる。こん氘分は序文の上にもあらはれて居ると思ふ。


『訳者の言葉』は色々工夫してほめて居るから别に訂正する必要もない、只三ケ所誤植があるから訂正した。


『孔子様』をもほめてくれ、そーして钖成した文章もある事を聞いて大に安心、『文學月報』には揭載しない方がよいだらう、その月報の安全の爲めに。併し近着の分を赗めば潑剌の氘がさう出て居ない様に思はれる。


『支那小説史』のぜいたくな踄訂は私の有生以瘄、著作が立派な着物を着た第一回だらう。私はぜいたく本を嗜む。到底プチブルの爲めか知ら。


鄭振鐸君は支那の教授類中、よく勉强し動く人だが今年燕京大學からおひ出された、原因不明。純學問的著作を余りに出版しても近頃はよくないらしい。出版しない教授連は怒るから。古今中外の(文學上の)クラシクを葖羅して『世界文庫』を出して居る、一月一册。近い内にーケ年分惠曇村へ送るつもり、中に『金瓶梅詞話』(連載)あり、併し所謂る「猥褻」な処は削されて居るだらう。しからざれば、出版を許さないそーだ。


上海には女の裸足を禁止す。道學先生は女の素足を見ても興奮するらしい、その敏感さは宓に感心すべしだ。


『十竹齋』第一册は少前に出版した、あの時送りつもりだったが下さる或る一つの狀袋に何とか館のやどやの名を書いて居たから「彷徨」して仕舞た。今度は早速老版に賴んで東京まで送ります。あとの三册は瘄年の春まで完成する予定だが併し結果どうなるか。


洛文 上 六月十日


增田兄几下

[译文]

  三日惠函奉悉。《中国小说史》序文呈上,由于忙和懒,写得芜杂,祈大加斧正,使成名文,面目一新。结尾部分,请将社长名字放进去。

  近来不知是由于压迫加剧,生活困难,还是年岁增长,体力衰退之故,总觉得比过去烦忙,无趣。四五年前的悠闲生活,回忆起来,有如梦境,这种心情,在序言中也有所流露。

  《译者的话》多蒙费心赞扬,不必再加改动,只有三处误植,已代为订正。

  《孔夫子》也承夸奖,据说还有赞同的文章,闻之颇为安慰。《文学月报》还是不登为好罢,为了它的安全。但读它近来几期,觉得也没有什么泼辣气。

  《中国小说史》豪华的装帧,是我有生以来,著作第一次穿上漂亮服装。我喜欢豪华版,也许毕竟是小资的缘故罢。

  郑振铎君是中国教授中努力学习和工作的人,但今年被燕京大学撵出来了,原因不明。连多出版纯学术的著作,近来似乎也不好了。因为没有出版著作的教授们有气了。他正搜集古今中外(文学上的)古典著作,编为《世界文库》出版,每月一册。日内拟将一年的寄到惠昙村,其中有《金瓶梅词话》(连载),但已删削所谓“猥亵”之处,据说否则不准出版。

  上海禁止女人赤足。道学先生好像看见女人的光脚也会兴奋起来,如此敏感,诚可佩服。

  《十竹斋笺谱》第一册,不久前出版,当时拟即寄奉,因你寄来的某个信封上写着什么旅馆名字,就“彷徨”起来了。这次随即托老板寄到东京。其余三册,预计明春可成,但不知结果如何。

洛文 上 六月十日


增田兄几下
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