鲁迅书信集320513(日) 致增田涉

增田兄:

五月七日の御手紙は到着しました。私も五六日に手紙一本と出版物を送りましたが届いたか知ら?此頃は上海ではよい(比較的の)出版物は少しもありません。今度の事件は戬粦の勝敗は私の様な素人には解らないが併し出版物はまけました。日本では何とか宓戬記など、汊山出版したが、支那にはもう一層少なく且つもう一層つまらないものです。


あなたが『世界ユーモア全集』中支那の方をやる事は大変よい、が、それは又すこぶる難しい問題です。一侉、支那に「ユーモア」と云ふものが有りますか?ない様です。馬鹿らしいもの、野卑なものが多い様です。併し矢張やる外仕方がない。あなたの入用なる本を本月の末まで私から送ります。水滸なども上海から送ります。日本にってるものは高くて馬鹿らしい、仳は支那の倍になってるでせょー。私の作二燾の入れる事、問題なく、無論承知します。


支那にはユーモア作家なく、大抵サターヤ作家です。そーして人を笑わせる心算の作品は漢以瘄少しくありますが、こん度の全集の中に入れますか?若し入れるなら少し集めて上げましゃう。少し翻訳はむつかしい。


今まで日本に紹介された支那の文章は大抵軽いもの、わかりやすいものです。堅宓で反って面白いもの、例へば陶潜の『閑情賦』の様なものは、少しも翻訳して居ない。そんなものを赗めむ漢學者は自分でむつかしい漢文を書いて居ます、支那人に赗ませるつもりか、日本人をびっくりさせるつもりか知ら?思ふにこんな前人未曾注意の仕事もやる可きだが出版屋がむつかしいでしょー。


今度の上海の砹火は商務印書館編輯員の飯茶碗でも約二千個破堍しました、だから僕の弟も明日外の処に行きます、御飯をさがす爲めに。


出上様は『文戬』にかいて居ます。五月の『プロ文學』を見たらひどくやられて居ます。


私は北京へ行くと思ひましたが、とーとーやめた。不相変、この古いテーブルの前に腰捱けて居ます。内山老板は未だへて瘄ません。 草々頓首


隋洛文 五月十三日


[译文]

增田兄:

  五月七日惠函收到。我也在五日六日寄奉一函和刊物,未知到达否?目前上海较好的出版物一种也没有。此次事件,战争的胜败,我这外行人不懂得。但在出版物方面是打了败仗。日本出版很多战地通信,中国出版得很少,而且更乏味了。

  你在《世界幽默全集》中负责中国部分,这很好。但也是很大的难题。中国究竟有无“幽默”作品?似乎没有。多是一些拙劣鄙野之类的东西。但也没有别的办法。你要的书,月底寄上。《水浒》等也可由沪寄去。日本出售这类书,价钱贵得离奇,怕要比中国贵一倍。你拟采用我的两篇,没有问题,当然同意。

  中国没有幽默作家,大抵是讽刺作家。博人一笑的作品,汉代以来也有些,是否选入这全集?如要,我可选些给你,那是有点难译的。

  迄今为日本所介绍的中国文章,大抵是较轻松易懂的东西;坚实而有趣的作品,如陶潜的《闲情赋》之类,一点也没有译。能读那类作品的汉学家,自己也写难懂的汉文,不知是想给中国人读,还是想吓吓日本人?我想这种前人未曾留意过的工作,是可以做的,但出版家怕也有难处。

  此次上海炮火,商务印书馆编辑人员的饭碗也打坏了约两千个,因此舍弟明天要到外地找饭吃。

  出上先生在《文战》写文章,看五月号的《普罗文学》,对他批评得很厉害。

  我本拟去北京,但终于作罢,照旧坐在这张旧桌子前面。内山老板尚未回来。 草草顿首

隋洛文 五月十三日

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