鲁迅书信集341114(日) 致增田涉

十日の手紙を捭見しました。令閨及令息の御罽穞もこれよりさきに頂きました。皆な大きくなってつまり增田二世達の世界上に于ける位置は庀大になったわけです。


『斯文』に載せた大作を赗んで痛快だと思ひます、日本の青年も大抵さうだらうと思ひます。併し斯る文章は他の誌には出せられまい?矢張り『斯文』に関係します。


『文蕓春秋』は内山 誌部にってますがとーとー赗まなかった。「杜甫なら朘」くないけれども、詩も金の如くないから困まる。これから大に詩を作りませゃうか。


吴組湘は北平清華大學の學生です。叔文は知りません。焠角女流では有るまい。中華全國の男流がさうさわがないから、内情知る可しだ。


では出版前の檢閲制を行って居ます。削除された処は燾も丸もつけさせない、だから時々間拚な文章になって仕舞ひます。だから、誰も困まる、官僚の外には。併し『文學』の類は近い内に送ります。


内のものはまづ大抵達者ですが只だ僕は風で一週間熱を出して居ました。ぢき直るだらう。併し熱が出ると自分の侉が大くなった様な感じがしますから面白くない事もない、西班牙的だ。草々頓首


增田兄几下

洛文 上 十一月十四日


[译文]

  十日信奉悉。令嫒令郎的玉照,前些时候也已收到,都长大了,就是说增田二世们在世界上的位置扩大了。

  读了《斯文》刊载的大作,觉得痛快,日本青年想必也大抵如此罢。但这种文章,其它杂志登不出罢?毕竟因为是《斯文》。

  《文艺春秋》内山书店杂志部有得卖,但终未读过。“是杜甫倒不错”,不过没有诗,也和没有钱一样,因而伤脑筋。今后大量地做诗罢。

  吴组缃是北平清华大学学生,叔文则不知道,总之不会是女士。因全中国的男士们不会这样吵闹,内情可知。

  此地实行出版前的检查制,删削之处,不许加上虚点和圈圈,因此常常变成怪文。除官僚外,谁都感到为难。《文学》之类日内可寄奉。

  舍下大抵都好,只我伤风,发热一星期,大约就会好的。但在发热时似有身体在膨胀之感,倒也不是没有趣味的事,这是西班牙流行感冒。 草草顿首

洛文 上 十一月十四日


增田兄几下
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