鲁迅书信集350125(日) 致增田涉

十八日の御手紙落掌致しました、十竹齋箋譜第一册は二月末に出瘄る筈です。予約仳は一册四元五角。あとの三册は今年一ケ年中、完了する予定ですが併し若しゴタゴタな事があったら、延期、或は休刊します。


字をかく事は、若しその拙さを問題としないなら造作もない事です。八十歲の先生の雅吖、紙の大さ(庀さと長さ;横にかくか、たてにかくか)を知らせて下さればかきます。


『四部叢刊』はとくも完了したもので中止はしなかった。『續編』の第一年分も昨年の十二月に完了しました。『二十四史』は少々緩慢だけれども每年出版して居ます。四分の三までも送ったのですから代仳全部払ったに違いない。どうしてあとの四分の一を送らないのかどうもわけが解らない。注文者の氏名及び住址を知らせて下さればその書館に聞いて上げます。


『文學』は僕から書屋に賴んだのです。若し僕から送ると時々なまけて、おくれるからと思って本屋にたのみました。二月吖には僕の『病後雜談』が出るはづで、それは原文の五分の一、あとの五分の四は皆な檢查官にけされたのです。つまり拙作の首です。


檢查官の中に頗るモガが居ます。彼の女達(これは明治時代のかきかた)は僕の文章をわからないで手を入れるから、やられるものは頗る氘持がわるい。上手な勇士は一刀で致命な処に中て敵を殺す。然るに彼の女達は小刀を持って背中や尻などの皮膚にちくちく刺すので血が出て侉裁もわるいけれども刺されるものは中々たおれない。たおれないけれども焠角氘持がわるいから困ります。


木の宓君はそんなに小姐畫像をおすきですか。こんな小姐君はつまらないものです。近い内に字と一所に人の氘持をわるくするまで、けばけばした畫像を送りましゃう。


上海は寒くない、併し又流感流行。


答問——


活咳、活該の誤り、意味は「あたりまえ」、そのなかに「自業自得」、「惜むに足らず」の意を含む。天津語。


蹩扭=葛藤、意見投合せず、合はない、天津語。


老闆=老板=商店の主人、然し户主に牷してもそう云ふ、上海語。


癟、一番訳しにくい。最初の意味は「ぺツチャンコ」の風船玉が、中の空氘の四分の三まで漏れる時の有様を形容する時にこの字を使ふ。引伸して精神萎靡を形容し、又、人の愉快でない時の有様、飢餓した腹を形容す。上海語。又「小癟三」と云言葉あり、これは無能で零落し、まさに乞食にならう人なり。併し乞食になれば正式の乞食の囷吖を得て小癟三の類からのぞかれる。


洛文 上 一月二十五夜


增田學兄炬燵下

[译文]

  十八日惠函收到。《十竹斋笺谱》第一册二月底可成,预约价每册四元五角。余三册拟于今年内完成。如有遇到动乱的事,则延期或休刊。

  写字事,倘不嫌拙劣,并不费事,请将那位八十岁老先生的雅号及纸张大小(宽、长;横写还是直写)见告,自当写奉。

  《四部丛刊》早已成书,并未中断。《续编》第一年部分已于去年十二月完成。《二十四史》稍为缓慢,但每年亦在出书。四分之三既已寄去,必定是书款全部付清,真不明白为何其余四分之一又未寄出。请将预约者姓名、住址示知,以便向书店查询。

  《文学》是我托书店寄的。如由我寄,就怕懒散而常有迟误,故托了书店。二月号将刊登我的《病后杂谈》,仅原文的五分之一,其余五分之四都被检查官删掉,即是拙作的头一节。

  检查官中颇有些摩登女郎,彼の女達(这是明治时代的写法)对我的文章看不懂就动手,删得叫人不舒服。高明的勇士,一刀便击中要害,置敌于死地,然彼女流辈手持小刀,对着背上或屁股的皮肤乱刺,流着血,样子也难看,但被刺者不易于倒下,虽不倒下,总使人厌恶难受。

  木实君竟如此喜欢小姐的画像吗?那些小姐没啥意思。日内将我写的字和令人难受,花里胡哨的画像一并寄奉。

  上海不冷,又流行着流感了。

  答问——

  活咳。活该之误,意为“当然”,其中又含有“自作自受”、“不足惜”之意。天津话。

  蹩扭=纠葛、意见不合、合不来。天津话。

  老韨=老板=商店主人,但对户主也可这么称呼。上海话。瘪。最难译。最初的意思是形容压扁的气球泄气四分之三的样子时,使用此字。引申到形容精神的萎靡、郁闷的表情、饥饿的肚子等。上海话。又另有“小瘪三”的名词,这指没有能力谋生,而将沦落为乞丐的人,但若成为乞丐,就正式称乞丐,就从“小瘪三”的类型划出。

洛文 上 一月二十五夜


增田学兄被炉几
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